こんにちは。
患者さんによく質問されるのが「プロテインはどこの製品を使っていますか?」というもの。
筋トレ始めたらプロテインパウダーなどのサプリメントの摂取は必須と考えている方が多いようです。
昨今の筋トレYOUTUBERの方たちはいろいろな製品を紹介しているのでどれを使ってよいのか迷いますよね。
私は筋トレ歴は中学2年生でベンチプレスを始めて以来40年近くになりますが、
結論から先に言うと、
私はプロテインを飲んでいません!プロテインパウダーは不要です!
この記事ではなぜ私がプロテインパウダーを利用しないのかを説明していきます。
この記事を読むと理想的な体形作りを『健康的』に達成することができます。
プロテインは消化酵素の無駄使いを起こす
私は、5ヶ月前までEAA・クレアチン・グルタミンの3種類のアミノ酸を摂取していました。
プロテインパウダーではなくアミノ酸を選んでいた理由は、プロテインには効果を感じたことが無いからです。
また体内に取り込まれたタンパク質はアミノ酸まで分解しないと小腸で吸収できません。
アミノ酸まで分解するためには消化酵素が必要です。
「病気にならない生き方 (サンマーク文庫)」の新谷弘実先生は「酵素の無駄使いが寿命を縮める」と書かれています。
酵素の無駄遣いを防ぐ為にはあらかじめ分解されたアミノ酸が有効と考えたからです。
プロテインを飲まなくてもトップビルダーになれる
昨年「ほっぺ太郎ほんちゃん」という方の動画を拝見し、買ったばかりのアミノ酸はスパッと全部捨ててしまいました。
ほんちゃんさんは私と同じ50代の方なので現役時代のお話などは懐かしく視聴させていただいています。
ほんちゃんによると愛知県ボディービル大会で優勝していた頃、プロテインやカーボドリンクなどは一切取らず、『お米』と『具だくさんみそ汁』だけで仕上げていたというのです。
私は20年前にお米と具なしみそ汁1日3合で半年過ごしたことがあります。
その時、体重は76㎏から10㎏減の66Kgに、体脂肪率は26%から10%減の16%に減りました。
患者さんからは「病気?」「そんな食事は体に悪い、今すぐやめたほうがよい」と心配されるほどでした。
毛髪検査を開始前後に行った結果、抜群のミネラルバランスに変化し、鼻水・鼻づまり・下痢などの不快な症状はすっかり治ってしまいました。
しかしベンチプレス120Kgは余裕で挙げられていたのに100Kgがヒーヒーになってしまいました。
このことを白米と味噌汁だけで過ごす健康法を提唱している浅井敏雄先生にメールで相談したところ
「筋トレは不健康な行為。筋トレするなら肉をたべたらどうですか?」というような返信を頂いたのです。
禅寺のお坊さん達は朝のお勤め後は極力動かないようです。
バルクアップを目指すためには多少不健康になっても高重量トレーニングは欠かせません。
ボディービル大会優勝へ導くほんちゃん式だと
「大会前にはどんどん米の量を増やす。他の選手が減量で疲れ切っていても私はどんどん高重量が扱えるようになっていた。カーボドリンクやチートデーなんかいらない!」と語っています。
体重が落ち筋力が低下していた原因は、白米3合では摂取量が足りなかったということが判明しました。
そのため、今回は73Kgからのスタートですが体重が落ちない量を探りながらお米を食べています。
現在のところ約5ヶ月間、炊きあがり重量で朝250g、昼250g、夜600g、合計1100g(約3.6合)で体脂肪が増えず体重を2Kgアップさせることに成功しています。
筋力は五十肩が完治していないため、ベンチプレスは100Kgが4回(MAX10回)、ダンベルベンチは46Kgが4回(MAX52㎏)しか挙がりません。
しかし、肩の痛みが和らいできたのでそろそろ重量と持久力アップが訪れる頃ではないかと期待しています。
お米には良質なタンパク質が含まれている
皆さんにお米のタンパク質だけで大丈夫そうですよと伝えると、
「えー?お米ってタンパク質入っているんですか?」とビックリされます。
私が食べている炊飯前重量が550gの場合、お米だけでタンパク質は33.55g接種できています。
味噌(大匙118g中1.7g)、豆腐(130g中9g)やおかめ納豆極小粒ミニ(50g中7.8ℊ含有)にもタンパク質が入っており、この程度の量で普通のトレーニーは充分に筋肉を維持発達させることができそうです。
『2030年にはタンパク質の供給量が不足する』と国連世界人口白書2019で伝えています。
その解決策としてコオロギを食べる習慣をつけさせようと政府は補助金を投与して政策を進めています。
プロテイン業界では、体重が70kgの場合、2倍の140g以上を目標に摂取することを推奨しています。
しかし、この目標値が間違っていたらどうでしょうか?
高タンパク食が必要なのはミスターオリンピアに出場するような「ステロイドユーザー」限定の話だったようなのです。
ほんちゃんは繰り返しますが
「ナチュラルトレーニーは白米と具だくさん味噌汁だけで十分にタンパク質は足ります」と力説しています。
愛知県ボディービル大会で優勝するほどの方が高タンパク質ではなかった事実。
人工透析手前の方は腎臓に負担をかけないようにタンパク質制限をしている事実。
おそらく戦国時代の武士達は激しく体力を消耗する合戦中に肉やプロテインパウダーを摂取していなかった事実。(ドラマでもおにぎりを食べているシーンをよく観ますね)
これらのことから政府は、2030年にはタンパク質の供給量が不足する対策として、
”コオロギ食ではなく「お米の消費量を上げる」政策”に切り替えるべきだと考えられますがいかがでしょうか。
お米を食べ過ぎると糖尿病になるのでは?
患者さんに「野菜ではなくお米をしっかり食べたほうが良いですよ」と伝えると、
「ヘモグロビンA1Cが高めなので医者からお米は控えるように言われています」と答える方がいます。
農林水産省のHPには以下のような記述があります。
米の1人当たりの年間消費量は、昭和37年度をピークに減少傾向となっています。 具体的には、昭和37年度は118kgの米を消費していましたが、令和2年度の消費量は半分以下の50.8kgにまで減少しています。
お米の消費量が減れば”糖尿病が強く疑われる者”も減りそうですが実際にはどんどん増加しています。
このような逆相関のデーターは喫煙率と肺がんの関係や、牛乳消費量と骨粗しょう症の関係などでも見られます。
気功の師匠である池辺憲史先生は「常識化の偏見」と語っていました。
池辺先生が患者さんに疲労していた手品は、長い髪の毛をかた結びして「片手だけでほどいてください」というもの。
「患者さんはそんなことできません」といいます。固く結んだ髪の毛を片手でほどくことはできないという思考が常識に囚われているということになります。
池辺先生は「早期胃がんは5日で結果が出る」と語っていますし、2040さんは「がんになったら喜びなさい。がんほど結果が出やすい病気はない」と語ります。
集合意識で治らないものと常識化されているので、簡単に治るものが治らないのです。
お米を食べると「太る」「糖尿病になる」「馬鹿になる」などはまさに常識化の偏見といえます。
お米に関する間違った集合意識を正すには、一般社団法人日本健康食育協会・代表理事の柏原ゆきよさん(通称:お米先生)の動画が参考になりますので是非ご覧ください。
お米先生の指導は、お米対おかず比は6:4です。
この黄金比を守っていれば健康で太りにくい体質をつくることができます。
逆に体脂肪率を徹底的に削ぎたい場合、ほんちゃん式の9:1ぐらいにすると良いはずです。
ほんちゃん式は健康に良いバランスではなく、ボディービル大会で優勝するための比率です。
「大会前は、お米の量を増やし、塩抜き、水抜きするために味噌や水もとらない」と語っています。
現役時代は、ライバルたちに差をつけるため「プロテイン摂ってますよ」と答えていたそうです。
昨今の薬物(ステロイド、成長ホルモン、IGF-1)の使用や、サプリメント至上主義に警告を発するため動画を作成しています。
糖尿病、ダイエットに有効。最新研究結果から紐解く白米たんぱく質の効果と摂り方!
まとめ
いかがだったでしょうか。
30年前にスポーティングワールド・レヴァン練馬店のジムエリアでバイトしていた時、
「筋トレするとあんな体になっちゃうの?君ぐらいでいいんだよ!」
と初回者指導を担当させていただいたお客さんによく言われました。
“あんな体”と指さされていた方は、アイアンマンの取材も頻繁に入っていた32歳頃のマッスル北村さんでした。
ボディービル業界には、
「死ぬ気でやれよ、死なねえから!」
という名言があります。
北村氏は死ぬ気でやって、低血糖発作でお亡くなりになられた伝説のボディービルダーです。
死ぬ気で鍛えるのなら北村さんのように生卵を飲んだり、プロテインパウダーだけの弁当も良いかもしれません。
もし私ぐらいの筋量で病気とは無縁でいたいという方は、ぜひお米と味噌ベースの食事で鍛えてみてください!
おそらく治らないと言われる花粉症もこれで良くなるはずです。
おまけ
2040さんは「人間は肉を食べるようにプログラムされている」と語っていました。
その際に食べる肉は「赤身肉のみ」だそうです。
和牛の場合、国産2品種によい肉があるそうですが名前までは明かされませんでした。
山に移住して農業をやる場合、「芋よりお米が良い」とも語っていました。
人間も動物も脂肪組織に「毒」が溜まりやすいのでできるだけ油のない肉を食べるようにしましょう。
「毒」が溜まっていると感じている方は、絶食ではなく酵素ジュースだけで3日間過ごすファステングをお試しください。