今年に入り、お米の価格が大きく上昇しています。昨年は10kgあたり5,338円で購入できたササニシキ玄米が、現在では8,980円と約1.6倍に!これは家計にとって大きな負担です。
お米は私たち日本人の食卓に欠かせない主食。だからこそ、上手に工夫して、美味しく、そしてお得にお米を楽しむ方法をご紹介します。
お米の価格上昇の背景
お米が高騰している理由はいくつかあります。
- 海外需要の増加:日本産のお米はグルテンフリーで、海外の健康志向の高い人々にも人気。
- 生産者の高齢化:後継者不足により、生産量の減少が進行中。
- 燃料・肥料の価格上昇:生産コストが増加し、価格に転嫁せざるを得ない状況。
- 農協のや小売業者の出し渋り:この辺は闇がありそうですね。
お米をもっとお得に楽しむ方法
1. お米の購入時期を見極める
新米が市場に出る直前は価格が変動しやすく、買い占めによる価格上昇も。この時期にあわてて購入しないように必要な分を備蓄しましょう。
横森一輝さんの解説では政府が備蓄米を放出したタイミングがラストチャンスと言います。新米が出ても買占めが発生するので価格は下がらず直ぐに品切れになる恐れがあるそうです。その場合、小麦と昆虫を混ぜたようなものが市場に出回る可能性を危惧されています。
2. 玄米での購入がおすすめ
白米は長期保存が難しいですが、玄米なら保存性が高く、自宅で精米すればいつでも新鮮なご飯が食べられます。
私が長年愛用している家庭用精米機は山本電機製です。3分、5分、7分、胚芽米、白米の選択が可能です。いつも購入しているササニシキは軽く精米しないと崩れやすいので精米度調節を「弱」に設定しています。
玄米はローリングストックで消費するので古米を食べることになりますが精米したてだと特に気になりません。また真空パックで発送してくれるお店の商品だと酸化を抑え虫がわかず便利です。時々空気が漏れている商品が送られてくるのでストックする前に確認したほうが良いです。空気漏れがあった場合、先に消費してください。


3. 大麦を混ぜて食費節約&健康増進
大麦は10kg約3,000円とお手頃価格で、食物繊維も豊富。麦飯として取り入れると、食費を抑えつつ健康的な食生活が送れます。
加工の仕方によりもち麦、押し麦、ビタバレーなど名称が異なるようです。
吉野敏明先生は大麦の質問に対し「もちろん良いですよ!あ、言っちゃった。生産量が少ないので言うと買えなくなっちゃうんじゃないかと…」と言ってました。
私はコスパ重視で丸麦を購入し混ぜています。初めは1割程度混ぜ徐々に増やしていきましょう。刑務所の麦飯は白米7対大麦3の比率だそうです。
またちょっと食感が物足りなかったのでスーパー大麦 バーリーマックスを少々追加して炊いています。
炊き方は白米同様で大丈夫です。私の場合炊き立てを食べたいので、あらかじめ200gのお米と750gの丸麦(+スーパー大麦)を研いで水切りし、冷蔵庫に保管しておきます。炊くときはアサヒ軽金属のゼロ活力鍋に約300㏄のクリスタルヴァレー逆浸透膜浄水器でろ過した水を入れます。12~15分程度で炊き上がります。




4. お米の銘柄を工夫する
お米はブランドにより味が違いますよね。私がササニシキを購入しているのはアミロペクチンが少なく太りにくいからです。お米チャンネルの柏原先生もササニシキを食べているそうです。
しかし今後は生産量が激減するはずなのでブランド米にこだわらず、比較的手頃な価格の銘柄やブレンド米を選ばざるを得ないでしょう。
5. ふるさと納税を活用する
ふるさと納税の返礼品としてお米を選ぶと、実質負担額2,000円で高品質なお米を手に入れることができます。高額納税者の方は玄米で送ってもらい自宅で精米するのが良いでしょう。
未来の食卓を守るために
お米の価格が上昇し続けると、小麦製品への依存が高まるかもしれません。
吉野敏明先生が提唱する「四毒抜き」で最も毒とされているのが小麦グルテンです。
農協や小売業者が儲かるのではなく生産者の利益が高まらないと若手の参入も期待できません。
日本人にとってお米は文化であり、健康の源です。
パン(食パン・総菜パン・菓子パン)・麺(ラーメン・うどん・パスタ・小麦粉の入ったソバなど)、お好み焼き、たこ焼き等を主食にせずお米を食べましょう。
今こそ、賢くお米を選び、楽しみながら節約することが大切です。ぜひ、工夫を凝らして毎日の食事に美味しいお米を取り入れてみてください!

